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『こういう経験を積み重ねることで人は精神的に強くなっていく?』
こんにちは。

空手において怪我はつき物です。

それが全快せずに試合に臨まなくてはならないときはどうしてもあるのです。

それは、昨年の新極真会の全世界ウェイト制におけるマシエ.マズール選手がそうでした。

そのせいで、これまで何度か勝ってきたエヴェンタス.グザウスカス選手に雪辱を許してしまったのです。



  エヴェンタス vs マシエ


マシエ選手は、きちんと突きが打ててないことをセカンドから指摘されたかもしれないです。

そのことを言われても、気にする必要はないです。

怪我をしていたならば仕方ないのです。

セコンドは、自分の選手生活を踏まえてそのことを留保しながら、アドバイスをしてくべきなのです。

「怪我をしていたのみ関わらずよくやった」というような言い方をすべきなのです。

試合に出ない人でも、そういう経験をどんどん積んでいくべきなのです。





でなければ妥当なアドバイスはできないですからね。

そういったことを言われなかったら、自分で自分を慰めながら鼓舞して稽古に励むべきですね。

そのけがを治すことで、次の大会では飛躍出来て、ウェイト制大会では振るわなかったのに、いきなり無差別級全日本大会入賞する、というパターンがあるのは枚挙にいとまがない。

その選手に勝てた選手で、しかも全日本大会での入賞を逃した選手は驚くでしょうしショックでしょう。

「自分が勝った選手が入賞したにもかかわらず、自分は…」と。





それは相手が怪我や体調不良などのハンディを負っていたからということがわかり、相手は自分と対戦した時には万全ではなかったんだ、ということがわかり、それまでの自分の実力を再度見直すきっかけになるでしょう。

そういう過程を通じて人間は精神的に大きくなっていくということを忘れないでほしいものです。

そういったことも空手家に望む人間像の1つですね。

アドバイスしたいことは以上です。

やはり空手家たるもの、精神的にも、脳内的なコンテンツ的にも片手落ちであっては盤石な強さを得ることはできません。

日々、それら双方を相乗的におこなっていきながら、稽古やトレーニングに励むことで、盤石さを得れるのです。





それは歴史が証明してくれています。

その内容について知りたい人は、弊社発行の電子書籍をご覧になった上で、実行していってほしいものです。

以下よりどうぞ!

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今回はこれにて終わります。

また次回もよろしくお願いいたします。


ETOYOn



※参考ページ

→サプリ摂取のタイミング表

→格闘家やアスリートの1日に必須の栄養素の量






運営者情報
木内高夫(極真空手黒帯取得)img_20220505-054030.jpg
運営サイトhttp://blog.livedoor.jp/hammerdc/
http://karatemen.grupo.jp/indexメルマガ 『フルコンタクト空手で必ず強くなる方法』※タイムリーで読めるので、スマホでの登録をお勧めします!

問い合わせ E-Mail → karate-bombay@infoseek.jp


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テーマ:空手 - ジャンル:スポーツ


『よき空手指導員になるための王道はこの2つ?』
※ 格闘家にとって体重アップは重要です。

ゆえに普段3食しか摂っていないのではそれは望めないです。

かといって、菓子パンドーナッツ、ポテチなどを食べていても体重アップにはつながりません。

のみならず、体の糖化を促し、スタミナにも影響します。


ではどうすればいいか?

やはり、タンパク質を含んだおやつを摂ることですね。

お腹がすいたときに、格闘家アスリートに嬉しいおやつまで開発されていますから、有難いですね?

私も普段とっているタンパク質の多いおやつを紹介します。

以下のモノです。
  

karatemenwomen.wpcomstaging.com



前回の関連話しをしましょう。

いい師匠になることは空手などの武道をしている人の至上の目的にしたいものです。

現役時代が終わってしまい、自分がかなえられなかった夢を、自分の子供や生徒が自分以上の成績を収められるように全力を尽くす。

そのためには、空手が大好きで、自分以上の戦績を残せたら心底褒めれるような精神性を持っている人でなければならないです。

その誉め言葉が、その人を最大限、人を元気づけるからです。

そういう人物なのでしょう、入来建武の父である入来武久支部長(新極真会)は。



   入来武久


逆に、自分の子供や道場生が自分以上の戦績を残せたら、嫉妬の気持ちが胸を覆い、「それは俺が指導したからだ。」「お前を育てたからだ。」などという人は指導者として失格です!

その人は、そのやっていることが好きではないのでしょう。

ゆえに、そのような言葉がすぐに出てきてしまう。

あるいは、自分にはこのような特長がある、というような自分への言い聞かせができていないので自分を誇りに思えないのでしょう。

ゆえにそんなマウントをとって自尊心を満たそうとする。

しかし、そのようなマウントによる自尊心など偽物ですから、言った直後には満たされるけれども、すぐに意気が消沈してしまいますから、またマウントをとるのです。

しかし、また意気消沈。

そしてまたマウントをとる。

…これの繰り返しなのです。

しかし、マウントをとられ続けた人は、その人にいい気分など持てませんから、人間関係は最悪になるのです。

入来武久支部長は、空手が大好きで、しかも自分のことを誇りに思っているのでしょう。

ゆえに、あらん限りの指導を子供や生徒に施し、戦績を上げれたらすかさずに褒める、ということができているのでしょう。

そのような人物こそが、人の上に立って指導する器としてふさわしいのだと思います。

そのやっていることが大好き、と自分を誇りに思っている、という2つが不可欠なのです。





どちらか一方だけではだめなのです。

それはこと空手だけでなく、仕事でも大事なことです。

2つのことが欠けている人は、人の上に立って指導しては部下が精神的にもスキル的にも健全に育たないですから、そのことを意識して自分の精神を矯正してほしいものです。

その2つのことができるように日々考える。

自分の上司は2つのことが欠けているがゆえに、部下との人間関係が最悪。

ゆえに自分が上司になったら、そうならないように大好きなものを仕事として選ぶ。

そして、自分を誇りに思えるように、自分がちょっとでも上達したら、自分をほめる。

こういう日々の積み重ねが、素晴らしい指導者や上司を作るのだということを覚えておいてほしいものです。

一朝一夕では不可能です。

参考までにどうぞ。

よき空手指導員になるには確定的な情報も必須です。

そんな情報を、稽古、アスリートトレーニング、ウェイトトレーニング、食事、サプリ摂取と多岐にわたって修めていくことが重要です。

そんな情報を網羅した弊社の電子書籍を見たい人は以下です。




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今回はこれにて終了です。

ここまでの精読に感謝します。





※参考ページ


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楽しみとは楽しみという形をとって表れる苦しみである?
➡メルマガ読者さん募集です!

空手の修練を続けていると、疑問に思うことが出てきます。

週1回しか休めない。

これでは、かなり身体的にも、精神的にもきつい。

ならば、もっと休んだ方がいいのではないか?

あるいは、稽古トレーニングは、しなくてもいいのでは…別に、それらをしたって金がもらえるわけではないし、栄誉が付くわけでもない。

逃れて、毎日遊びほうけてしまった方がいいのではないか?





世の中にある娯楽や楽しいものを謳歌するべきなのではないか?

そんなことを考えてしまっても無理はないでしょう。

そう思うならば、一度そういう生活にしてみるのも一手でしょう。

やはり、これまで書いてきたように、実感を伴わない理論は空論にしかないえませんから、するのがいいでしょう。

私も空手に挫折して、そういう生活になったこともありました。

最初は、「こんな世界もあるのか!」と若干感動しましたが、時がたつにつれて、虚しさが募ってきました。

やはりきついことをした後に、享楽にふけることで、その良さがわかるのであって、享楽ばかりでは、やはりむなしさが漂ってくるのですね。

ビールを飲むのだって、スポーツトレーニングをした後に飲むのが美味いのであって、ただの生活の時に飲んだって決しておいしくはないでしょう?

冷たい水でも、走りこんだ後に飲むのがおいしいのであって、普通に飲んでいたらおいしくはないのは明白です。

以下、釈迦の言葉を引用しましょう。

「楽しみとは楽しみという形をとって表れる苦しみである」


zabudism.JPG


カラオケ好きでも、12時1時まで歌っていたら飽きてしまうし、寿司好きでも毎日食べていたら気持ち悪くなるのです。

違う見方をすれば、おいしいビールを飲みたいから稽古やトレーニングを頑張る。

やった後の爽快感が得れるから稽古やトレーニングを頑張る、というモチベーションの上げ方もあるということです。

今日は、行きたくない、しかし、行かなかったら倦怠感が体内に襲ってくるから無理やり稽古なりトレーニングに行く!と心を鼓舞する方法もあるのではないでしょうか?





一面的にだけ考えずに、いろんな側面で自分を鼓舞することが大事でしょう。

一度、稽古から離れて…ということを書きましたが、そこで「空手からはなれてすっきりした!もうしたくもない!」という気になったのならそれはそれでいいでしょう。

それはその人の価値観であり、空手をやめたら死刑に処すということではないのですし、違う場面で力を発揮させたらいいでしょう。

そういう人生になったのならば、それはそれで素晴らしいでしょう。

咎めだてはしないです。

それどころか称賛いたします!

今回は以上です。

ありがとうございました!

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現代文明への警鐘?
 いや、最近はとみに寒くなってきましたね。

そういう時、寒くならないためにはどうしますか?

エアコンを暖房で温める。 

それもいいでしょう。 

しかし、そういう思考回路しか脳内にないと大変になるのです。 

ここで大山総裁の言葉を想起しましょう。 

その言葉は92年の初頭に発せられました。 

「次の世界大会を制するのは間違いなく旧ソ連日本は絶対に無理だよ!」 

という事でした。

 

sousaiooya.jpg
 大山総裁

 

91年世界大会で、日本人優勝したのみならず、計6人日本人が入賞した後のことで、私はあっけにとられたのです。 

大山総裁がこのころに旧ソ連にいってその空手家たちの急成長ぶりに驚いたのでしょうね。 

ソ連とは、19世紀に生きたドイツの総合社会科学者であるカール.マルクスの唱えた思想を国家で採用したロシアを中心とした国家連合のことですね。
 

karlm.JPG
カール.マルクス

 

その唱えた内容とは、資本主義においては資本家が人を雇い経営をすると、奴隷のようにこき扱い、低賃金しかもらえくなってしまい、人間的な生活ができなくなってしまう。 

しかし、国家が人を雇い管理すればそういうことはなくなり、だれもが裕福な生活を送ることができる、という社会主義思想ですね。 

その思想を実際に取り入れた国がロシアであり、そのロシアを中心とした国家連合が、アルメニア、ウクライナ、グルジア、リトアニアなどの計15か国でした。 

ソ連以外にもポーランド、ブルガリア、ハンガリー、チェコなどの国も社会主義を採択しました。 

またアフリカやアジアの国々でも社会主義を標榜する国がどんどん出てきました。 

その数、全世界で200前後の国がありますが、その半分に迫る勢いの数の国が社会主義を採択したのです。 

ですから如何にカール.マルクスの思想にカリスマ性があったかがわかります。 

その社会主義思想は日本まで波及し、「日本は社会主義国になるべきだ!」といったことを論じた本もいっぱいありました。 

しかし、国の定めた働き場でノルマだけこなしていればいいとなると、競争が行われません。 

ただ作ればいいのです。 


となると、国民に物が不足しているときには売れますが、みんなに物が蔓延するようになると、より良い品をより安く作ろうという競争をしなくては物が売れなくなります。 

その論理で、ソ連および社会主義国はどんどん物が売れなくなって経済的に疲弊していきました。 

tyourakushaki.jpg

 

 これではだめだ、ということを悟り、どんどん社会主義を捨てていく国が現れました。 

その社会主義の崩壊が決定的になったのは91年のクーデターでした。 

これでソ連は国家連合であることをやめて、どの構成国も独立することになったのです。 

最盛期には世界の半分近くが社会主義国だったのが今は4か国だけです。 

その4か国も資本主義国のような競争を1部取り入れています。 

大山総裁が視察に行ったのは、ロシアを中心とした旧ソ連の国々だったのですね。 

この地は、やはり酷寒の地であり、寒いときはマイナス30度にまでなるのです。

 

kokukanrosia.jpg 

 

そういう時、日本でならエアコンをつければいい、という発想をしがちですが、この地にはそういうものがないのです。 

しかも社会主義の経済的失敗の残滓が残り、今でも国全体が豊かであるとは言えません。 

こういう国柄では、人は強くなければ生きていけません。 

ガラの悪いのは成人のみならず子供でもそうなのです。 

いじめなどは日常茶飯事。 

いじめに遭わないように親御さんは、子供にサンボレスリングを習わせるのだそうです。 

sanboman.jpg

 

 そういう国だからこそ、タフな人間い育つのは当たり前で、ちょっとのことでは諦めない。 

更に生態学的に見て、この地の人たちは骨太で、筋肉の質が強いのだそうです。

 

kyokurashu.jpg

 

 こういう人たちを多く見てきた総裁は、日本の大人や子供たちを対比の目で見ていたのですね。 

空手に入門しても、ちょっとしたことで辞めてしまう。 

毎朝、大学生を見ると遊び呆けている。 


体を動かすことを知らず、厚い服に身をまとい、飽きるほどの美食を重ねて体はぶくぶく太っている、まさに暖衣飽食の日本にそっぽを向いていたのですね。 

やはりハングリー精神をもっていたほうが人間の精神には健全であるようですね。 

豊かすぎるとかえってよくない。 

空手も同様です。 

ある程度ハングリーな国柄のほうが強い。 

残念ながら、その声明を発した3年後大山総裁はなくなってしまいました。 

95年の世界大会時、92年に「次の世界大会を制するのは間違いなく旧ソ連大山総裁がおっしゃったロシアウクライナといった国の選手たちを私は見ていましたが、ちょっと違いました(笑)。 

筋肉隆々としてばねはあるし、長いリーチを生かして伸びがあるけれども、いかんせん単発で技が続かない。 

しかも粗削りで、正規の技の軌道と違っている。 


しかも打たれ強くないし、相手がラッシュしてきたら容易に諦めてしまう。 

そういう人が多勢を占めていました。 

しかも最終日に残ったのは1名のみで、その選手も3日目の緒戦で判定負け大山総裁の言った事とはちがうなあ、と思ってしまいました(笑)。

しかし4年後に急展開を見せるのでした。 

ロシアアレキサンダー.ピチュクノフが世界中の強豪を破り3位に入ると、これが発奮材料になり、ロシアの急激なベースアップがなされたのでした。

 


pikkenov.jpg
アレキサンダー.ピチュクノフ

 

その詳細について書いたぺージは以下です。
  ↓
http://rattroll.blog110.fc2.com/blog-entry-145.html

 

 
2003年第8回世界大会(松井派)には3名ロシア人の入賞者を出し、2011年第10回世界大会(松井派)では、ついにロシア人のタリエル.二コラシビリ優勝したのみならず計4人のロシア人が入賞し、旧ソ連のウクライナの選手も入賞し、入賞者が5人旧ソ連人に占められるのでした。

 

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旧ソ連から5人の入賞者を出した第10回世界大会(松井派)

 

「次の世界大会を制するのは間違いなく旧ソ連。」と大山総裁が仰ってから次の4年後にはならなかったけれども、20年目にしてそれが実現してしまいました。 

のみならず次の2015年世界大会(松井派)でもロシアが4人の入賞者を出すのでした。 

まさにロシアン旋風吹きやまず、といった感じでしょう。 

その根源はやはりハングリー精神にある気がしてならないですね。 

寒ければエアコンという国と、寒ければ体を動かすことで体が暖まるという発想で生きてきた国の民では体のみならず精神の強さが違ってくるのは言うまでもありません。 

いじめに遭いそうならそうでない学校に転校させればいい、という国といじめに遭わないように格闘技を習わせればいい、という国の民でも当然体のみならず精神の強さが違ってきます。 

愉しい娯楽がいっぱいあるという国と、娯楽などなく格闘技くらいしか親しむものがないという国でも体のみならず精神の強さが違ってきます。 

そういった事をこれから親になる人のみならず、そういう事に引っ掛かりを感じている人は、これから行動していってほしいものです。 

事、空手においても一番大事なのは精神ということを覚えておいてほしいものですね。

 

●弊社お勧めの冊子がこちらです!
  ↓

『いにしえの極真の猛者たちに学ぶ修練3倍アップ法』



 

今回はこれにて終了いたします。 

ありがとうございました。

 

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『運の良かった実力者?』
 運のつけ方として、いろんな面からこれまで論じてきました。

単に、稽古を積み重ねるというだけでなく、

道着、サーポーター、自分の体、自分の部屋すべてをきれいにしておく。


大きな声で元気よく話す。


心に怒りや、妬みを抱えない。


オカルトにはまらない。


人を絶対に貶さずに誉める。


こういう日常での生活を見直し、行動を矯正するということが大事であるということを話しました。


まず、そのことに共感してもらえたようで嬉しい限りでした。

今回は、第7回世界大会(松井派)で外国人選手として初めて優勝したフランシスコ.フィリォについて話していこうと思います。

ブラジル

フランシスコ.フィリォ

彼は、第5回世界大会の4回戦であのアンディ.フグ一本勝ちを収め、次の5回戦で八巻建志に敗れベスト16どまりで終わりましたが、それから猛稽古を重ね、その八巻に敗れて以来1敗もすることなく、4年を迎えました。


その次の世界大会の前におこなわれた百人組手では、1敗もすることなく完遂。


俄然、優勝候補最右翼と目されて第6回世界大会を迎えました。

4回戦、5回戦ともに日本人相手に全く寄せ付けずに完勝

準々決勝でも全ヨーロッパ大会のチャンピオンに技ありをとって完勝するのです。

しかし、迎えた準決勝で、あの数見肇氏に、全技をカウンターで合わされて何もすることができずに、延長2回を戦い試し割り判定負けするのです。


それでもめげずに、稽古を続け、K-1などにも参戦し活躍を見せ、依然優勝候補として第8回世界大会に臨むのです。

keiwanfilyo.jpg








やはり、その時も優勝候補としての威厳は充分にあり、その威勢をかって順調に勝ち進んでいました。


この大会で優勝したのは周知のことですが、彼に運が向いていたと思える事情があったことは否定できませんでした。


まず、日本のエースの数見肇氏は、私は1回戦から見ていましたが、足の状態がおかしいのがわかりました。


右足が何か重たそうで、しかもその足で蹴るときに、渾身で蹴っていないのが見て取れました。


この大会が終わってからのインタビューで知ったのですが、やはり彼はこの足を骨折に近い状態で大会を迎え、3回戦でこの足による1本勝ちの代償に骨折をしていたのです。

しかし数見氏も、そんな状態でよくも勝ち上がったなと、感心せざるを得なかったです。


4回戦も1本勝ち、5回戦、準々決勝で対日本人対決はともに超重量級選手ですが、いずれも完勝するのです。

準決勝は、フィリォの弟弟子のグラウべ.フェイトーザに延長1回判定勝ちを収めて決勝進出するのです。

そして、フィリォ数見による決勝でした。

kazfran.jpg

前回の準決勝以来、両者再びまじえる

体重に差はない。

4回戦開始の前におこなわれた試し割りで勝っていることが分かっているフィリォはそんなに攻めていきません。


後ろに下がって、機をうかがい、時折変則の上段蹴りで数見をたじろがせます。


そういう技を出すと印象がいいので、印象を悪くした数見は、接近戦に持ち込もうとするも、フィリォのパワーは強くそんなに懐には入らせません。

同じような展開が延長においても繰り返され、延長2回もう後がない数見は自分からラッシュをかけますが、やはり相手は歴戦の勇士フィリォ、技を纏めさせません。


決定打はなく延長2回終了。

主審の「判定!」の声で判定を促すも、全員引き分け。


その直後、ブラジルのセコンドは全員大声をあげてガッツポーズ!

フィリォ数見の2人が体重計に向かう時には、フィリォの勝利を確信し、互いに抱き合って、飛び上がって喜んでいる。


その風景をみて、私は「ちきしょーっ!奴らフィリォの優勝を確信してやがる。数見が敗れたか…そんな。」と無念でした。

アナウンスが告げられ、体重に差はなく、試し割りでフィリォの優位が告げられると、フィリォ優勝が決まってしまいました。

kazumihuran.jpg

この試し割りが勝敗を分けた

この無念の敗北から4年越しで、日本のエースに昇格した木山仁がこの時の無念を晴らしてくれたのです!


この大会のフィリォには運が向いていたなと思える事項が2つありました。


1つは、日本の最右翼の数見肇が大会前から両足を怪我していたこと。


もう1つは、準決勝において、相手がウォーミングアップできなかったこと。


この2つを見ると、勝利の女神がフィリォに微笑んでくれていた、ということですね。

準決勝の相手は、ロシアのアレクサンダー.ピッチュクノフでした。

pikkenov.jpg

アレクサンダー.ピッチュクノフ


この時、ピッチュクノフは茶帯でしたが、3回戦で全日本ウェイト制重量級を連覇した志田清之に判定勝ち、4回戦は参加選手中最重量のタリエルビターゼに一本勝ち、5回戦は全日本大会準優勝の田村悦宏に体重判定勝ち、準々決勝は全ヨーロッパ大会優勝経験のあるニコラスぺタスに一本勝ちを収めるのです。

このままいったらピッチュクノフが優勝するんではないか?と思われるに充分な勝ちっぷりでした。


しかし、準決勝を迎えて、ピッチュクノフフィリォ相手に失速するのです。


試合後のこの大会をリポートした雑誌によると、ピッチュクノフが準決勝を迎える前に、ロシアチームのみんなは、試合前におこなわれた演武に見惚れて、ピッチュクノフが熟睡していたのに起こすことを忘れてしまっていて、誘導係が来た時に慌てて彼を起こし、彼はウォーミングアップ不足のまま試合に臨んでしまった、ということでした。


それでは、まともな試合ができるはずもなく、いいところなくピッチュクノフは敗れてしまうのです。

こういうところを見ると、やはりフィリォは運に見舞われていた、ということができますね。


ただ運がいいだけでなく実力を備えるべくとことん稽古に励んでいたということは間違いありません。


ただ、それだけでなく、日常生活においても勝利を得るべく行動していた、ということが言えます。

もう一度確認しておきましょう。


運を得るためには、

道着、サーポーター、自分の体、自分の部屋すべてをきれいにしておく。


大きな声で元気よく話す。


心に怒りや、妬みを抱えない。


オカルトにはまらない。


人を絶対に貶さずに誉める。


こういうことが日常でできているのです。

フィリォを知る知人に言わせれば、全部に当てはまるようです。


運を得たいと考えているならば、こういう先人たちの理論を学び行動に移しましょう。

参考にしてくださいませ。

●弊社お勧めの空手冊子が以下です。


発行から7年たっていまだ売れています。

フランシスコ.フィリォのトレーニングメニューも網羅しています。


興味のある方はどうぞ!

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今回はこれにて失礼いたします。

ありがとうございました。

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