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『崩し→決め における注意点!』 |
前回は、いきなり決めをしようとするのではなく【崩し→決め】のプロセスを踏むべき、ということを話しました。
そこで注意点です!
こういった点を話すと、妙に納得して、
「そうか!崩し→決めということをすればいいんだ!」
というふうに考え、修錬を怠ってしまう人が多くいるということですね。
妙に納得し、 【崩し→決め】をこころみるも、受けられたりと全然上手くいかない。
のみならず、逆に合わせ技を決められたりしてしまう。
当然です!
何故受けられたり、合わせ技を入れられたりするのか?
簡単です。
その技(崩し技、決め技ともに)威力がないからです。
例えば、「左のジャブを打ち、相手のガードが下がって、そのあいたところを蹴る」という例で話してみますと、左のジャブで相手のガードを下げさせるのが目的であるならば、どうすればいいのでしょう?
…
…
…
簡単です。
相手が、その技に反応して受けをせざるを得ないような強い左ジャブを放てばいいのです。

当たっても痛くないような、自分がダメージにならないような弱い技であっては、受けないでもらいながら、自分の間合いに入ってきてしまいます。
そうならないためには、崩しの技であっても「強く速く」なくてはいけません。
そして、決めの技は、その崩しの技よりも強くなくてはいけません。
何といっても決めで、相手を倒す技ですから、そのことは言うまでもありません。
●要するに、【崩し】と【決め】の両方の技が強くなくてはいけないのです。
その際の重要な点は以下です。
・【崩し】も【決め】も両方、たくさんのレパートリーをもっていたほうが試合には有利
・技の威力の増強はいつまでも続けなくてはいけない
この2点です。
いろんなタイプの人間がいますから、1つの崩し技、決め技だけで応用が効くほど世の中甘くはない、ということは言えると思います。
前に、成嶋竜師範は上段で決めるレパートリーは2つあった、ということを書きましたが、たくさんのレパートリーをもっていたほうが有利であることは言うまでもありません。
そして、たとえ今の技の威力で上手くいったとしても、もっと体力のある人間、体格で勝る人間とあたった場合にも対応できるか?ということを念頭に置いて更なる技の威力の向上を目指さなくてはいけないということです。
最近の空手界は、試合が多くなり、そのために、いろんな解説書やDVDがたくさん出ています。
それはとても喜ばしいことでしょう。
しかし、こういった解説書の類いには、技の威力云々については一切触れていないか、触れていてもちょっとしか触れていないのです。
一番重要なことをおざなりにしては、強くなれるはずもありません。
【技の威力の向上】
これは、いにしえの極真の猛者たちが一番大事に最優先でこなしていたことなのです。
決して私のユニークな論ではないことは断っておきます。
●そのいにしえの極真の猛者たちとは以下の人物たちを指します。
佐藤勝昭(第1回世界大会優勝) 蘆山初雄(第5回全日本優勝、第1回世界大会準優勝) 大石代悟(第1回世界大会4位) 三瓶啓二(第12、13,14回全日本優勝、第2,3回世界大会優勝) 川畑幸一(第3回世界大会8位) 桑島靖弘(第20回全日本優勝) 七戸康博(第5回世界大会7位) 黒澤浩樹(第16回全日本大会優勝、第5回世界大会3位) 増田章(第22回全日本大会優勝、第5回世界大会準優勝) 緑健児(第22回全日本大会準優勝、第5回世界大会優勝) 八巻建志(第6回世界大会優勝) 数見肇(第6回世界大会準優勝、第25、28,29,30回全日本優勝) フランシスコフィリョ(第7回世界大会優勝) 木山仁(第8回世界大会優勝) アルトゥールホヴァニシアン(第9回世界大会3位)…etc
こういった強豪たちの練習のコンセプトを真似して、あなたには最短で強くなってもらいたい!
それが私の願いです。
これをもちまして、今回のブログは終わりにしたいと思います。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
失礼します。
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『崩し→決め で試合に勝とう!』 |
前回は、上段蹴りのレパートリーを多数持つことによって、組手の幅も広がり、相手を倒せるようになるということを話しました。
今回は、【崩し→決め】をする重要性という主題で話しをしていきたいと思います。
上段蹴りを放っても、相手がきっちり手を上げている時は、放っても意味がないです。
ではどうすればいいか?
となるとやはり、その手を下げさせる工夫をせよ!
ということを前回まで話してきました。
●考えれるレパートリーはいくつかあり、
・パンチのワンツーを放つ→すると、相手のガードが下がるから、そのあいたところを蹴る
・左のジャブを打つ→すると、相手のガードが下がるから、そのあいたところを蹴る
・中段の突きを何発も放ってボディを効かせ、ガードを下げさせてすぐさま上段を蹴る
・右の下段を蹴り、相手の意識が下に向いている時にすぐさま左の上段を蹴る
と4パターンを紹介しました。
そしてその他、スパーリングの過程で上手くいったものがあれば、どんどんやっていけばいいとも話しました。
人はそれぞれ得意技も感性も違いますから、それぞれのレパートリーでいいということです。
しかし、どのレパートリーでも、共通しているのは、
【崩し→決め】
という過程であるということです。

例えば、
「左のジャブを打つ→すると、相手のガードが下がるから、そのあいたところを蹴る」
というレパートリーを例にとって説明しますと、
「左のジャブを打って相手のガードを下げる」というのは【崩し】になります。
そして、
「あいたところを蹴る」というのが【決め】になります。
このように、どの組手にも重要なのは、 【崩し→決め】ということなのです。
相手がきっちりとガードしていたり、空手を長年やって受けの上手い人であるならば、いきなり自分の決めたい技を放っても受けられてしまうか、躱されてします。
こうならないためにも、【崩し→決め】ということを常に念頭において組手をしていかなくてはいけないのです。
もちろん、組手や試合中に、あいているところが見つかり瞬時にスパッと技を決めなくてはならない場面はたくさんあります。
そういう場面では、崩しなどする必要はないでしょう。
●しかし、試合の始めの場面や、相手がスタミナがあっていつもきちんと構えをとれている場面などには、やはり【崩し→決め】のスタンスをとる方が組手には有利であるということは強調しておきたいと思います。
でなくてはいきなり決めをしようと思って、かかって行っては自分が倒されてしまうこともあります。
例えば、自分よりも背が高く、リーチもある相手にむかってストレートの突きを決めようと思いかかっていった。
すると自分は崩しがないから、相手は上段の前蹴りを放ってきたのを受けれずに、クリーンヒットして「技あり」をとられる。
なんていう場面は充分想定できます。
いきなり【決め】にかかるのではなく、【崩し】を入れるということが必要なのです。
この場合でしたら、相手に上段蹴りをはなたせないように、左の下段蹴りで相手の足をロックし(=崩し)、すぐさまストレートの突きを放つ(=決め)ということをする必要があります。
組手が上手くいかない人に共通しているのは、【崩し】をせず、いきなり【決め】をしていいこうとしている場合が少なくありません。
思い当たるフシがある人は、この【崩し→決め】をしていく必要があります。
どうぞ参考にしてくださいませ。
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今回はこれにて終了いたします。
失礼します。
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