大番狂わせはこうして生まれた!

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こんにちは!

前回は、今月の初めにおこなわれた新極真会の世界大会について話しましたが、今回もその続きについて書いていきたいと思います。

今回の世界大会は、日本人選手が4人入賞しました。

前回の世界大会では3人でしたから、飛躍していますね!

この大会は優勝した島本雄二選手以外にもやはりMVPモノであった選手がいました。

それが、4位に入った前田勝汰選手ですね。

私的にはそう思いました。

今大会4回戦で、前田選手は、今回も外国人優勝最有力候補にあげられていたヴァレリーディミトロフ選手(ブルガリア)と当りました。

前回大会でヴァレリー選手は、4回戦で思わぬ伏兵だった島本雄二選手に粘られて試し割り判定で敗れてしまいました。

しかし、今回はそういう不覚はとらないだろうと思っていました。

何せ、前回大会から今回まで、一切負けた試合などないまま臨んできましたからね。

要するに、この4年間不敗だったのです、ヴァレリー選手は。

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ヴァレリーディミトロフ

2年前ワールドカップ(体重別世界大会)でヴァレリー選手重量級で優勝しました。

前までは30歳を超えたらもう空手では「老兵」などといわれたものですが、今や塚本徳臣選手の例などのように、30代半ばを超えても一般の選手として戦い続け、そして優勝までしていますから、それに触発されてヴァレリー選手も鍛錬し続け、戦い続けようと決心したのでしょう。


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塚本徳臣とヴァレリーディミトロフ


調整も万全だったと思います。

相手の前田勝汰選手は、そのワールドカップの中量級で4位の選手でした。

この実績をみれば、誰が考えてもヴァレリー選手が勝つと思ったでしょう。

しかし、いざ試合が始まってみると、ヴァレリー選手は攻めあぐねていました。

得意の突きの接近戦に持ち込むも、それほどダメージはなく、前田選手はぴんぴんとしています。

内股蹴りをしようも、威力がないためにダメージがない。

また同じように内股蹴りを蹴るも躱されたりで、全然試合を有利に運ぶことができません。

前田選手は非常にステップが上手く、相手の技の威力を最小限に抑えるところにスイッチしたり、技を躱すのが非常に巧みなのですね。

ヴァレリー選手の技を躱す、あるいは最小限に吸収し、それだけでなく、自分の技を効果的に出す上手さが目立ちました。

時間が経過してもその動きや威力に低下が見れないので、日本人だと否が応にも高まらざるを得ない空手ナショナリズムが体の芯から湧きあがって、血の気がわきだって、その場を走りたくなるような気になってしまいました。

非常にピンポイントで速い技がヴァレリーに当たるので、興奮せざるを得なかったです!

会場も時間がたつほどに前田選手の健闘に興奮して、拍手や声援の数が多くなっていくのがわかりました。

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前田勝汰

延長1回で勝負あったかと思われましたが、そうはならず2本前田選手を支持したのみでした。

しかし、延長2回ではもう文句ないほどの優勢状態になり、前田選手が勝ちました。

彼の勝利が確定した時に、見事なまでの万雷の拍手が送られました!

前田選手の勢いは止まることはなく、5回戦も同じような見事な戦いで勝利し、見事ベスト4にまで入ったのです。

しかし、4回戦においても、ヴァレリー前田選手では、実績では断然ヴァレリー選手がまさっていましたから、まさに番狂わせと言ってよかったです。

しかし、ヴァレリー選手としても、自分が重量級で優勝した大会において、中量級で4位になった選手に負けるとは思っていなかったでしょう。

やはりこの試合でもわかるように、前のページで書いた島本選手にしても、精神的に楽観主義でいくことが大事なのです。

相手が強い突きがあるならば自分も強く強化すればいい。

相手も同じ人間だから相手も攻撃を出せばきついはずだ。


そういった考えで、試合の日まで、とことんまでできる限り稽古していけばいい。

こんな感じですね。

かたや島本選手は、ワールドカップでは3位に止まってしまってました。

準優勝したルーカスクビリウスに敗れての3位でした。

今回の世界大会のホームページやポスターでは、ワールドカップで優勝したヴァレリー選手3位島本選手の2人が登場しています。

この2人が優勝候補だということですが、実績ではヴァレリー選手がまさっていたのです。

このように日本が外国選手を追いかける、という構図になっているのは新極真会極真会館松井派でも同様なのです。

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しかし、こういった番狂わせを演じてくれるパターンは松井派では非常に少ないのですね。

その理由は、相手を研究しすぎ、空手を難しく考えすぎというところにある気がしてなりません。

研究しすぎ、考えすぎると体が委縮して、自分の持ち味が出せなくなるのです。

今回大活躍した前田勝汰選手を学んで、松井派の選手も今回の世界大会で頑張って欲しと思います。

今日、最終日が行われる松井派の世界大会においてはどう結果がなるのだか…期待しています。

今回はこれにて終了いたします。

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㈷島本雄二選手優勝!-島本雄二選手に学ぶ強くなるための楽観主義とは?

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10月31日11月1日において、新極真会第11回世界大会』がおこなわれました。

結果は、日本人の島本雄二優勝しました。

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  島本雄二

昨年の全日本大会の優勝者として、日本のエースとして参戦しましたが、私が行った最終日の緒戦から、全く気負いはなく、決勝以外はすべて本戦決着をつけての勝利でした。

この人を初めて知ったのは、第10回世界大会の事でした。

この大会の最終日の緒戦が、当時の(今回もでしたが)「外国人優勝の最有力候補」であったヴァレリーディミトロフとの対戦でしたが、島本選手は全く臆することなく、敢然とヴァレリーに打ち合っていきました。

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ヴァレリーディミトロフ

当時の現重量級チャンピオンという実績はあるものの、他の実績では完全にヴァレリーのほうが上でしたので、当然ヴァレリーが勝つと誰もが思っていたでしょうが、そんな下馬評に反発する如く、島本選手は、右下段を中心に渾身の蹴りを何発も入れていきました。

そんな島本選手に対し、ヴァレリー選手は、接近戦に持ち込んで、得意の下突きを何発も見舞い、倒そうとしていましたが、島本選手は効いた様子はなく、五分五分のまま本戦が終わった時は、私は「このままいけるんではないか?」などど思いました。

これまでいろんな大会で、下突きでKOを量産してきたヴァレリー選手だけに、本戦でなんとか持ちこたえても、延長や再延長になっては島本選手もさすがに腹が効いてくるんではないか?

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島本雄二 対 ヴァレリー(第10回世界大会)

と不安でなりませんでしたが、延長再延長ときても全く五分のまま試合終了。

体重差はなく、試し割り判定で島本選手が勝利した時の喜びようはありませんでした。

「試合で勝つためには○と△があればいい!」

「相手も同じ人間なんだ!」

というシンプルでかつ、いい意味での楽観主義でいることが、強くなるための最大の秘訣なんですね。

ヴァレリー選手の技は全般的にどれも強い。

しかし、その攻撃力に対して、自分も相応の強さがあればいい。

打ち合うのは世界を代表する強豪だ!

しかし、同じ人間なんだからあちらも打ち合いはきついはずだ。

こんな考えですね。

それを間違った方向で、いろんな情報を集めてあれでもないこれでもないと右往左往しているといつまでたっても強くはなれないんですね。

しかし、外国人最右翼と打ち合った後からなのか、島本選手は次の対村山勉選手と対戦して本戦であっけなく敗れてしまいました。

その時の失敗もふまえて、スタミナの強化もしてきたのもうかがえました。

初めて島本選手がトーナメントを駆け巡るのをみましたが、やはり印象として強く残るのは、

「離れて強し、接近して強し」

ということですね。

身長177センチと、世界大会では大きくない方ですが、それでも世界の強豪を相手に、どんな距離でも、的確に鋭く技を繰り出し、確実にダメージを蓄積させて勝っていったところはまさに「さすが、全日本エース!」と言わざるを得ませんでした。

三日月蹴りのような派手な技はないし,いやそれどころか上段の技もそんなにないところをみると、「この先世界大会のトーナメントを勝ち抜くのは難しんじゃないか?」と危惧してしまいましたが、それでも普段の稽古の重然たる積み重ねで、地力が養われて危なげなく勝つことができました。

上段のある選手はやはり下段を蹴られない傾向がありますね。

逆に言えば、上段がない選手は下段を蹴られやすいんですね。

その定石通り、島本選手はトーナメントを上がるごとに下段を多く蹴られることになります。

対外国人との対戦で下段を島本選手が貰うごとに、私の心は折れました。

「日本のエースにダメージが蓄積されていく!」と。

ですが、やはり打たれ強くなる稽古も充分にしてきたのでしょう。

ダメージらしいダメージは見た感じではないように思いました。

それに、島本選手広島の支部出身です。

東京や千葉などの首都圏の選手が全日本等で優勝者を多数出している中で、全くと言っていいほどのノーマークの支部からの参戦で全日本で優勝。

そして、世界大会でも優勝したのですから、やはり先に書いたような「楽観主義」が島本選手の心を支配しているのでしょう。

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空手に限らず、どんな分野でもこういった楽観主義をもつことによって向上することができるのです。

そのことを忘れないようにしましょう。

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次回も、第11回世界大会について書いていきます。

今回はこれにて終了します。

ここまで読んでいただきありがとうございました。

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