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『社会主義国の良さと資本主義の豊かさを享受しながら強くなるべし?』
こんにちは。

今回の新極真会の世界大会にしろ、極真会館(松井派)にしろ、外国人選手の入賞者をみますと、旧社会主義国の活躍が目立ちますね。

極真会館(松井派)に至っては入賞した4人の外国人はすべてロシア人ですからすごいですね。

一方、新極真会の世界大会の外国人入賞者は、

準優勝 マシエ.マズール(ポーランド)
4位  ヴァレリー.ディミトロフ(ブルガリア)
6位  エヴェンタス.グザウスカス(リトアニア)
8位  イリヤ.ヤコブレフ(カザフスタン)

と、すべて旧社会主義国出身ですね。

社会主義とは、商品の生産と販売をすべて国家の管理下に置き、それを国民に供給すれば国民が等しく幸せになることができる、という思想のもとにおかれた経済体制をいいます。

しかし、一見これでうまくいくように見れますが、実際は逆で、品質の競争がおこなわれないし、国民のだれもがほしいものを現実的に正確に知ることなど不可能事ですから、いらないものがあふれ、供給も充分に行われずに国民は、貧しくなり飢えることになり、多くの死者や貧困者が出たのでした。

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それゆえにこういった歴史的教訓から、いま社会主義を採択する国はもう5指以下です。

それらの国でも競争原理を働かせているということです。

こういう社会主義の失敗の残滓から完璧には脱しているとはいえず、旧社会主義国はいまだ資本主義国のような豊かさを全部の国が享受できているとは言えないですね。

旧社会主義の国民の怒りが爆発したのが、91年ロシアで起きたクーデターですね。

ロシアは社会主義の中心国家だったのですね。

ロシアを中心とした国家の連合をソビエト連邦(略名.ソ連)といっていました。

それで社会主義が瓦解したのです。

そしてその直後に、今は亡き大山倍達総裁が、旧ソ連を視察に行ったときに、あまりの急成長ぶりに舌を巻いたほどだったといいます。

大山倍達
  大山倍達総裁


稽古や訓練にとことん励む真摯さや打たれ強さに驚いたといいます。

それに比べ、日本ではハングリー精神が薄れ、困難に出あったらすぐに辞めてしまう若者ばかりで呆れていたようです。

その差を見て大山総裁は、「次の世界大会は間違いなく旧ソ連日本は絶対に無理だよ!」と雑誌で語っていたのを思い出します。

しかし、その声明から3年後大山総裁は亡くなり、その次の年に行われた世界大会では、松井派大山派も両方で日本人優勝でき、その杞憂は終わりました。

それどころか、旧ソ連の選手は両派でも入賞者が出ませんでした。

それから4年、8年とたつうちに徐々に旧社会主義国からの入賞者が出るようになりました。

そしてその声明から20年後に、ついに松井派の世界大会で旧社会主義国のロシアからの優勝者が誕生したのでした。

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やはりその強さの根源は、修練にめげない精神力でしょうね。

エアコンがない、食べるものが不足している、遊ぶものがないといういつも不足の状態が当たり前の環境下で育てば、耐えなくては生きていくことができない。

ゆえに我慢するしかないのですね。

しかし、いろんな豊かに物があふれていれば、別に耐えなくても生きていくことができるのですから、別に耐えないのです。

楽なほうに逃げても咎めだてされないのです。


男は強くないと生きていけないというモラルが当たり前なのでしょうね旧社会主義国では。

しかし、男は強くなくたって生きていけるという環境下で育てば、男は空手なんか習得しなくてもいいじゃないか、という考えを持っても何ら不思議はないですね。

しかし、そういう考えはこういう国出身の人たちからは信じれないようです。

それに旧社会主義国は、寒い国が多いのみならず貧しいからエアコンなどない家庭も珍しくないでしょう。

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そういう家庭で育てば、体を動かすことで寒さをしのぐ、という思考法が脳内に植え付けられていったのでしょう。

しかし、物心つけばエアコンを使って暖を取り、暑さをしのいできた国の人たちではエクササイズで寒さや暑さをしのごうなどという考えすらも浮かばなくて当然でしょう。

そういった環境の差が、世界大会の入賞者の数になって表れているような気がしますね。

まったく、あるいはほとんどノーマークだった選手がいきなり飛び出てきたりする。

その国を見ると旧社会主義国である、などという例が枚挙にいとまがないのは昨今の新極真会、極真会館(松井派)両方でありますね。

今回の新極真会の世界大会で8位になったイリヤ.ヤコブレフも旧社会主義国であるカザフスタンの出身ですね。

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 イリヤ.ヤコブレフ


彼は、8年前の世界大会から注目されだしてようやく今年の世界大会で花開いたようですね。

マシンガンのような速射砲戦法で相手をめった打ちにして勝つ戦法が功を奏し、5回戦ロシア最強の選手を下しての8位入賞でした。

やはりちょっとくらい貧しい方が精神衛生的にいいような気がしますね、旧社会主義国出身の選手の生きざまを見ますと。


辛いことに耐えて当然…こういうモラルで生きて来れば、どんな困難でも耐えることができるのではないか。

逆に、そういう考えがないと、困難が来たら別に耐えなくてもいいという軟弱な思考法しか出てこない、というのみならず、人の好意のありがたさもわからない、物の大切さもわからないまま友人らしい友人もできずに終わってしまう、ということも往々にしてありますね。

とくに都会に住む人ではそういう例が散見されます。

しかし、豊かなことは別に悪いことではないですね。

豊かさがあるならいろんな嗜好品や嗜好物を愉しんだらいいでしょうし、豊かであることで、何よりも空手の修練で大事な多くの食物やサプリを摂取することができるのですから。

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それなくして精神論だけで強さを身に着けることなど不可能です(笑)

どんどん、そういったものを享受したらいいと思います。

しかし娯楽だけではいけません。堕落に繋がります。

日本は精神的に強い国民気質である。

しかし貧しいから食物もサプリも不足気味、そんなでは筋骨隆々の外国人に勝てるわけはないのです。

やはり、その強さの裏付けは豊かさにあるといってもいでしょう。

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新極真会にしろ、極真会館(松井派)にしろ、旧社会主義国以外の国の入賞者は日本だけですし、その日本は資本主義国です。

現在、資本主義国出身の唯一の入賞者の国、それが日本なのです。

豊かさは世界的に見れば希少です。

その豊かさに感謝し、そして享受しながら体を鍛え、精神を鍛え、そして旧社会主義国の選手たちに肉体的にも精神的な強さを学びながら、その国出身の選手たちに負けずに頑張っていただきたいですね。

私の言いたいことは以上です。

今回はこれにて終了いたします。

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『良き意味での新極真会に学ぶ楽観主義のススメ?』
皆さんこんにちは。

今回も新極真会の世界大会について書きました。

前田、山本といった割と順調に全日本大会において入賞してきた選手たちは、今大会でもベスト8入りするだろうと踏んでいましたが、未知の強豪に足をすくわれてそうならず…。

しかし、それでもベスト8に日本人4人入ったからそこは素晴らしいと思いますね。

優勝した島本選手は全日本大会で準優勝、優勝、優勝ときましたから順当ではありましたし、3位になった加藤大喜選手も全日本大会でベスト4入りやベスト8入りを繰り返していたから順当といえるでしょう。

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  加藤大喜

しかし、今大会で5位になった落合光星選手にしろ、7位になった江口雄智選手にしろ盤石さは前2者程はなかったですが、そういう人でもいきなり世界大会でベスト8入りするところがすごいですし、王道の練習を重ねることでこういう事態を招くことができるという思いを組織全体にみなぎらせることができて、ひいてはいい結果になるということをこれまでに書いてきました。

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      落合光星

そして彼らはそれを体現してくれたのです。

こういうことが私は望ましいと考えることなのですね。

落合選手準々決勝加藤選手のヒット&アウェー戦法に翻弄され…ということを書くとテクニック面だけに意識がいきがちですが、見た目以上に強烈な加藤選手の技があったからこそ、その戦法が功を奏したということでしょう。

課題は自身で見つけることが重要でしょう。

また江口選手は本戦で島本選手に判定負けしましたが、3-0と僅差でしたし、私が審判だったら引き分けにしたでしょう。

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    江口雄智

しかしこれまでの実績において自分よりまさる相手には、心すべき教訓があり「引き分けと思ったら負けと思え。勝ったと思ったら引き分けと思え」というのがあります。

どうしてもこれまで実績を重ねてきた人には審判は贔屓目でいてしまうのは必ずあります。

しかも、世界大会のような長丁場であれば、実績ある日本人に勝ってもらうことで世界大会で難易度を下げて優勝させることができるという思いから、そちらの日本人に旗をあげて僅差で勝たせてしまうということは往々にしてあります。

ですから江口選手は、その贔屓目で敗れたということは言えると思います。

そうならないように、彼が今度は贔屓目で見られて勝つというようになるのがいいでしょう。

彼に期待しているのです私は。

170センチに満たない身長であそこまでいったのですから、次の世界大会では有望でしょう。

今回の世界大会で島本選手が、優勝しましたが、彼は新極真会ユースジャパンの出身です。

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   島本雄二

次なる日本代表を育てるための選抜の人材育成のプログラムであったようです。

その島本選手に次ぐ選手を育てなくてはならないのは言うまでもありません。

彼は、自分がかつて負けた相手が途中敗退したり、有力選手が敗れても飄々としていながら、自分の組手を盤石にしているところが凄かったですね。

まったく気負いのない大会でした。

いろんな大会において、彼のような盤石の選手がいながらも、まったくノーマークだった選手がいきなり突出して出てきたりする、それこそが望ましい構図であるということは言えるでしょう。

毎回同じような選手しか入賞していないような組織では、組織全体に倦怠感を覚えて次なる選手が育たなくなるということも言えるでしょう。

しかし、新極真会では「自分でもできるんだ!」といういい意味での楽観主義が蔓延しているからこそ、いろんないい選手が育ってきているということで、これまでこの媒体を使って書いてきました。

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しかし、それだけでは盤石ではないでしょう。

やはり事はよくもなれば悪くもなる。

それを指摘しながら、矯正を図っていかなくてはならないのは言うまでもありません。

島本選手のような選手が育っていくことを願っています。

今回はこれにて終了いたします。

ありがとうございました。

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『ヴァレリー.ディミトロフ(ブルガリア)の偉業を称える』(新極真会)
こんにちは。

今回もまた新極真会の世界大会において考えたことを話したいと思います。

驚異だったのは、もう引退したのかと思っていたヴァレリー.ディミトロフ(ブルガリア)がエントリーしていた、ということを知ったことですね。

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ヴァレリー.ディミトロフ

彼の偉業は…といって書くとものすごい長くなるので(笑)、1点だけ書きますと、ヨーロッパ大会で19回優勝し、これまで2回世界大会で優勝した塚本徳臣選手を外国人の中で唯一2回も土をつけた選手なのですね。

しかし前回の世界大会で、伏兵の日本人選手に敗れベスト32で終わってしまいました。

このときヴァレリー選手34歳

もう残念ながらもう現役続行は無理、家族もいるんだし、と思っていましたが見事復活、そして今回の世界大会にもエントリーしていたのですね。

やはり最大の見どころは、全日本大会でも優勝経験のある入来建武に勝ってベスト8入りし、その後もカザフスタンイリヤ選手に本戦判定勝ちしてベスト4入りしたことでしょう。

そのイリヤ選手は、前の試合でロシア最強の選手に一方的にパンチを浴びせての勝利してきた選手だけに、もはやヴァレリーもここまでか!と思いきやさにあらず、相手につかみの反則を2回促すほどの強烈な手わざがあったからこそ、その反則を相手がしてしまい減点1になってしまい、本戦勝利をつかみました。

見た目以上に強烈な技をこの大会に出る選手は持っているのですね。

もちろんヴァレリー選手も。


脱力した状態から強烈な技を出す練習をしてきているのですね。

そのことも分からず、外見からは力を入れているようには見えないから、筋力アップをしないで試合のDVDばかり見て、そこに出てくる選手のコンビネーションやテクをまねてものにしたという錯覚を抱いてしまう人がいるとは思いますが、そこは心しておきましょう。

そこで対峙したのがマシエ選手

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マシエ.マズール

これまでにマシエ選手ヴァレリー選手は勝ったことがありますが、今大会ではどうだろうと思いましたが、やはりマシエ選手の方が若く、そして身長が高く、そして体重が重い分、分があったようですね。

叩き落す下段蹴りが何度となくヴァレリー選手の足をとらえ、そこで自分も足技を返せばよかったのですが、それが出来なかった。

手わざで返してしまっていた。

ここで以前に指摘したことがあるように、、やはりいい足技をもらったら、自分もいい足技で返さなくては印象が悪くなってしまうのですね。


そういう場面が何度となくあり、「ああ、ヴァレリー,分が悪いぞ。足技返せ!」と思いましたが、それが出来ず延長2回ついにマシエ選手に旗が上がってしまいました。

これで雪辱を果たさせてしまいました。

でも決して卑下する試合ではなく、ヴァレリー選手としては38歳

もう現役ピークの時期はとっくに過ぎているのですし、その年齢で世界中の強豪をなぎ倒してベスト4入りしたのですからもうかなり天晴でしょう。

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しかも、ヴァレリー選手は中量級の体重ながら、ヨーロッパ重量級を3度連続して優勝した選手相手に延長2回を戦ったのですから、もう卑下する必要はないでしょう。

しかし、もし彼がここで優勝することが出来たら世界大会史上最年長優勝することになったのですが、これから先彼がどうするのかは全く分かりません。

そんなことを4年前にも書きましたが、彼は見事復活してくれました。

彼の偉業を心にとめて、今回はこれにて失礼いたします。

ありがとうございました。

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途中敗退した選手への最高のアドバイス法とは?
皆さんこんにちは。

前回の続きとしまして、今年の新極真会の世界大会について話しましょう。

今回は、ベスト8に大方の日本人が入るだろうという予想をしていましたが、そうはならず予想外の苦戦を強いられた、という接戦でした。

まず2年連続で全日本大会でベスト4入りした前田勝汰が、今回準優勝することになるマシエ.マズールに5回戦で敗退。

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  前田勝汰

そして昨年の全日本大会で準優勝した山本和也が、今回ベスト8入りするリトアニアのエヴェンタス.グダウスカスに延長を戦い判定負けで5回戦敗退。

また入来建武も今年38歳になるベテランのヴァレリー.ディミトロフ(ブルガリア)に敗退し5回戦敗退という結果になってしまいました。

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  入来建武

私としてはこの3人のベスト8入りは堅いと思っていたのですが、さすがは世界大会に出場するほどのレベルの選手ですから、そうやすやすとはいかなかったのですね。

前2者に関しては、やはり両者とも170センチ以下の身長で、相手が185センチ以上ということもあり、足技で翻弄されていた観は否めなかったですね。

足技を警戒しすぎると、自分の技が思うように出せなくなる。

そしていつしか試合のペースを相手に握られて印象悪るくなって敗退ということになってしまう。


そうならないためには、相手が警戒するような多彩な足技を持つことが重要ですね。

しかもレパートリーを多く。


そのことで相手が戸惑い自分の組手が出来なくなるということですね。

それに、足は手の数倍の力がありますから、いくら突きが強くとも、足わざで強く物がなくては万全の組手とは言えないのですね。

相手の組手になったところで、相手の足技の強烈なものをもらっては印象も悪ければ自分のダメージになってしまうのですね。

そういった多彩な足技のスペシャリストは、やはり新極真会の緑健児代表でしょう。

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  緑健児

彼の現役最後の試合を見ると、やはり多彩な足技があり、相手を翻弄するのはもちろん、20キロ以上も重い相手を効かせるほどの威力がありました。

ただ客観的に外部だけを見ていれば、こういうことが言えますが、やはりその選手個人の内部事情も忘れてはならないですね。

やはり積戦を繰りひろげてきた選手たちだけに、やはり怪我は大いにあるでしょう。

それゆえに、大会当日不調になってしまったということも十二分に考えれることです。

また体調不良もあったかもしれません。


そういう怪我などの体調不良は選手たちは決して口にしません。

それを言い訳にしたくないですし、外部にいうことによって試合において心の甘えになるからですね。

ですから決して口に出しません。

そういったことも考慮に入れたうえで、選手たちを励まさないといけません。

そういう複眼的な考えが出来て初めて立派な伯楽といえるのではないでしょうか?

とくに入来建武選手は、そんな怪我があるとしか思えないですね。

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昨年の全日本大会において1本負けしてしまったということもそうですし、今年の世界大会最終選抜の大会でも、彼の実力や実績をもってすれば優勝も硬いはずでしたが、なぜか3位に終わり世界大会に滑り込みセーフで出場。

やはり彼にも人には言えない内部事情があるような気がしてならないですね。

そういった留保をつけながら、指導をしていくのがよろしいでしょう。

彼らに対してのみならず、これを読んでいる人で自分が指導に当たっている道場生たちにも。

今回の世界大会を見てそんなことを考えてしまいました。

ご参考にしていただけたら光栄に存じます。

今回はこれにて終了いたします。

ありがとうございました。

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マシエ.マズール(新極真会)に学ぶ精神性とは?
皆さん、こんにちは。

前回、新極真会マシエ.マズール選手を引き合いに出して、彼のグレードアップぶりの驚異について書きました。

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  マシエ.マズール

2年前の全日本大会の準々決勝において愛知の加藤大喜選手に本戦で下段を効かされてあっけなく敗退したのを見て、私は「やはり新極真会の日本のレベルは高い。まだ外国人が拮抗できるには時間がかかる。」と思って、今回の世界大会を観戦しましたが、その急成長ぶりには舌を巻くばかりでした。

たった2年でここまで強くなるか!と思わずにいれませんでした。

瞬く間に決勝進出を果たし、奇しくも準優勝に輝くのです。

ここで思い出したのは第1回世界大会の前段階のことですね。

当時の最強の外国はアメリカでした。

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ゆえに、日本佐藤勝昭、佐藤俊和、二宮城光、添野義二といった全日本のトップ選手がアメリカの総本部道場まで遠征に行き、手合わせをしたときに、それまでに全日本大会優勝したことのある佐藤勝昭をして「とてもかなわない」とため息を漏らすほどのレベルの高さを感じたといいます。

とくにリーダー格のチャールズ.マーチンの強さにはどれもが警戒心を抱いたといいます。

佐藤勝昭でさえも、体力で押され、しかも足払いで転倒させられる始末だったといいます。

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 佐藤勝昭

その遠征から帰る際、佐藤勝昭氏はチャールズに対し、「今の自分ではとても君にはかなわない。しかしこれから半年間、必死に稽古に励んで来たる世界大会では必ず日本が優勝してみせる!」と相手を称えて別れたといいます。

その公言通り、日本選手団は必死に稽古に励み、世界大会に臨み見事優勝してみせるのです。

いかにも美しい情景ではないですか?

このようにとてもかなわないと思った最強外国の選手を相手にして、これを負かすことに成功した、という経験談から鑑みれば、マシエ選手2年前全日本大会の途中敗退など何のその、という気分だったのでしょう彼からしてみれば。

見習うべきはその楽観主義でしょう。

たとえ、2年前全日本大会で途中敗退でも奮起して稽古に臨み自分の頭を塗り替えてきた。

そして日本や世界の強豪を相手に接戦を繰り広げて、見事準優勝に輝いて見せた。


2年前の不調は何のそのという気だったからすごいですね。

自分だったら、2年前の全日本大会でダメだったから…と悪い方悪い方に考えて、あまり練習しなかった可能性がありますね。

たった2年でこれほどグレードアップできるか!と驚異の気分になりました。

その楽観主義には目を見張るものがありますね。

ただ強調しておきたいのは、ただやみくもに練習してもダメということですね。

やはり王道の練習法というのはあるわけで、ただ合同稽古に来て、それをこなして終わり。

または、自主トレ時間に来て、ただ漫然とサンドバッグをたたいて終わり、というのでは絶対に強くはなれません。


自分の攻撃力を上げて、打たれ強くなるように頑強にして、そして体重を増やす、スタミナアップ、テクニックアップをしていく、という王道の方法をしていかなくてはなりません。

そういう王道のトレーニング法をしていかなくてはなりません。

全体的なベースアップですね。

そんな方法をしていくことで彼はあそこまで強くなったのですね。

彼を見習いましょう。

今回はこれにて終了いたします。

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今年の新極真会の世界大会からの析出理論
こんにちは。

24日におこなわれた極真会館(松井派)の世界大会において、男女とも日本人優勝できたようで、ものすごい天晴でした。

男子がこの派で優勝できたのは、実に16年ぶりですからね。

そのことは後日に詳述します。

今年の新極真会の世界大会をみての重要事項を話しましょう。

新極真会は、2年前に行われた世界ウェイト制大会において、7階級日本人優勝できたことですし、それに全日本大会に海外の最有力候補の選手がエントリーしたもののベスト8入りで終わってしまいました。

だからそれほど危惧しなくてもよいかなとは思いました。

しかし、このことだけでは予断を許さないでしょう。

実際は予想以上に険しい大会だったようです。

2年連続で全日本大会でベスト4入りし、その次の全日本大会でもベスト8入りした前田勝汰選手にしろ、昨年の全日本大会で決勝に進んだ山本和也選手もベスト8入りすることなく終わってしまいました。

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   山本和也


前者はマシエ.マズール選手(ポーランド)に、後者はリトアニアの伏兵に敗れてしまいました。

そのことは後日詳述しましょう。

注目すべきは、マシエ.マズール選手のグレードアップぶりでしょう。

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マシエ.マズール


ゼッケン1番に指定されての出場でしたが、瞬く間に決勝に進出しました。

彼の組手を見ていたら、思い出してしまったのは、空手で強くなる王道は、体全体を頑強にして、攻撃力を強くする、ということでしょう。

打たれ強いのも重要なのですね。

松井派の雑誌等ではそういうことよりも、攻撃したら横にづれることを強調しますが、それをしなくても自分に打たれ強い自信があるなら攻撃をもらってもいいし、それほど卑下しなくてもいいのですね。


その打たれ強さを身に着けていましたねマシエ選手は。

また相手よりも強い攻撃あるならば、相手は反撃してきてもそんな懇親の力で打てないからそれもいいのですね。

それにマシエ選手は試合中に、腰低くして踏ん張る場面が結構あったです。

これでは動けないし相手の攻撃を防御できないですが、しかし、そのことで自分の攻撃が乗る、打たれても腰が浮いたときよりも効かないという利点があるのです。

常にきれいな組手ばかりを強調する松井派の組手理論では、マシエ選手の組手スタイルを批判的に見られがちでしょうがこういう面を析出しなくてはなりません。

移動稽古で、実際に戦う場面よりも腰を低くして攻撃の練習するのはそういうことを目指しているのですからね。

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その踏ん張る場面になったときに相手に攻撃をして効かす、あるいは一本を取るという場面がしょっちゅうあったのが今回の世界大会であり、マシエ選手3たび優勝したヨーロッパ大会であったのですね。

しかし決勝に進んだときの相手は、歴戦の勇士、島本雄二であり、彼の方はその踏ん張る場面はなくオーソドクスな構えでも強烈な攻撃を出し、相手の攻撃に反応していました。

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   島本雄二


マシエ選手が前のめりになって踏ん張る場面で、島本雄二選手はいい具合で下段蹴りをクリーンヒットさせる場面が何度も目立ちました。

やはり、島本選手のように攻撃の強い人には渾身で攻撃を出すことができないマシエ選手でした。

なぜか?

自分の攻撃を出すときに相手の間合いに入らくなてはいけない。

その時、警戒心が生まれる。

それが攻撃力を削ぐ原因になるのは明白です。

だからその抑止力のために何が一番大事か?

自分の強い攻撃力であることは間違いないです。

オーソドックスな構えから前脚からの蹴りを効率よく出す、またはフルパワーで出すためには、やはりそういう場面を想定して訓練しなくてはならない。

オーソドックスな構えから前脚からの蹴りを強くするためにはノーモーションで強く蹴れる訓練が別個に必要です。

その有効な方法として膝まで水に浸かりそこから蹴りを出す、それを大山総裁は生前に1日に1000本以上蹴ったということですね。

蹴り


これは1度でもしたことがあるならばわかりますが、かなりきついことなのですね。

島本選手はそういう訓練に抜かりなかったのでしょう。

左足を前に構えてからの左蹴りも有効でバンバン決まっていた。

何気なく彼は蹴っていましたが、そのためには表には表れないところでかなりの練習をしていたのは間違いないです。

しかも彼の体重は177センチの身長なのに92キロ

この身長だったら87キロくらいが普通ですが、これはウェイトトレーニングだけの体重アップだけではなく、蹴りこみにつぐ蹴りこみ、突き込みにつぐ突き込みをこなして、筋肉がチューンナップを施されていたからこそ可能な事態なのですね。

島本選手にあこがれて彼の試合のDVDをみる。

それも結構でしょう。

しかし、それを見てコンビネーションだけをまねするだけではうまくいきません。

こういった内容についての奥深い訓練方法を知ってその内容までを真似しなくては!

彼の強烈な蹴りがヒットしたとき、それに対抗して、マシエ選手は突きで応戦するも、やはり蹴りがクリーンヒットした時の方が見た面も印象もいいのは当たり前です。

蹴りでいいのが3発入って、相手が突きを5発くらい返しても印象が悪いのは当然です。

いい蹴りをもらったら、自分もいい蹴りを返すことでイーブンになるのですね。

その蹴りの有効打によって島本選手が印象が良かった。

また全般的に攻撃力が強いので、渾身でマシエ選手が攻撃を出せなかった。

それが功を奏し島本選手の3-0での勝ちで、彼の2大会連続の世界大会優勝が決定しました。

引き分けでも文句はないけれども、島本選手の勝ちでも文句はない試合だったのは間違いないです。

場内のヨーロッパの観衆からはブーイングが結構高かったです。

優勝者インタビューの際もブーイングが出ていました。

でも私としては、彼に分配を上げてもいいと思っています。

裏心なく彼の優勝を祝福したいです。

今回はこれにて終了します。

ここまで読んでいただき感謝いたします。

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