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増田章著 『吾、武人として生きる』を読み返し氏の意義を問い直す。
私は、
2015年
の極真会館松井派の
世界大会
のリポートをネットで見たときに驚いたのである。
そこには松井章圭氏の横に
増田章
がいるではないか、という驚きであった。
増田章
周知のように、
松井、増田両氏
は
極真
が分裂する前は盟友だったのだ。
とくに87年の世界大会では、総本部の指導員だった
松井氏
は、
増田氏
の所属する
城西支部
にまで出稽古にいって一緒にトレーニングに励んだ仲であったのだ。
しかし、
95年
の極真が分裂する際には、
増田氏
は
松井派
とは袂をわかち、反松井派である
大山派
に属して、大山派の
世界大会
に出場したのである。
その後、その大山派の長である千弥子氏が館長を退くと、その
大山派
は更に分裂し、残った支部が集合して現在の
新極真会
の母体になり、そこから出ていった派が中心になってできた団体が現在の
極真連合会
になっている。
その連合会に
増田氏
は属し、その後その
連合会
からも脱退し、
MBA極真会館
を設立したのである。
まあよくもここまで分裂を繰り返すなと呆れてしまうが、宗教にであろうが、やくざであろうが、他の武道団体であろうが、このような分裂を繰り返して現在に至るのである。
そのことは、
中根千枝
の書いた
『タテ社会の人間関係』
に詳しいので読んでいただきたい。
※参考図書
↓
タテ社会の人間関係
posted with
ヨメレバ
中根千枝 講談社 1992年12月
楽天ブックスで購入
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紀伊國屋書店で購入
そのかつての盟友でさえも、自分の袂から離れて行ってしまったときの
松井氏
の心の中は計り知れない。
かつての盟友が離れていってしまった。
これで一度、たもとをわかった盟友とは残念ながらもう一緒になれないだろうなと思っていたところに、また両者が一緒になるとは、という驚愕の思いであった。
どのような経緯で両者が一緒になったのかは知らないが、奇異な感じを受けてならないのだ。
それのみか、またもう1人の盟友である
黒澤浩樹氏
が亡くなったときの葬式にも両者が参列しているし、
松井派
でおこなわれた城西支部の
設立記念懇談会
にも両者が出席している。
一貫性がないと
増田氏
は揶揄されるだろうが、氏の自叙伝を読むと、
彼の創造性の度合がよくわかるのである。
考えに考えた結果、自分の妥当と思われる道を採択し進むというスタンスが見て取れるのである。
ゆえに、考えに考えた結果出した答えが、この
松井派
との懇談なのだろう。
その氏の自叙伝である
『我、武人として生きる』
から、その創造性を垣間見てみたい。
「これまで、幸か不幸か大きな組織が崩壊していく有様や人間関係が崩壊していく有様を間近で見る機会があった。
推測だが、
組織中堅は革新的になり、上層部は保守的になっていくようだ。
上層部は大山(倍達)先生の意に添い、組織を守る意志が働いたのであろう。
私も上層部にいれば同様に判断したかもしれない。
しかし、革新的であった中堅の人たちも立場が上になっていくにつれ保守的になっていくようだ。
私は、組織を守ろうと思えば、絶えず自己変革を意識していかなくてはならないと考えている。
」
実にそのとおりであり、いくつになろうが自己を戒めねばならないという私のモラルと一致するのである。
更に続く。
「
私のように、自分の意見を強く持っている人間は、嫌われるのかもしれない。
しかも運悪く、私が付いた先生たちはみな、
極真会館
の内部では嫌われていた。
誤解のないように補足すると、その先生たちのことは好きだった。
その先生たちも私と同じように自分の意見を持っていた。」
このような内情が、
大山総裁
の生前にもあったとは驚きであった。
しかし、真理はついていると思う。
やはりその組織には保守的な人が少なからず存在してしまうのは致し方ないし、それでもその組織がいい方向へいっているというのならそのままでいいだろうと思う。
しかし、
よくないと思われる部分があるのならば、やはり変えていくために自分が具体的な行動を起こしていかなくてはならないのはいうまでもなし、上司が言わなくても謁見でしても構わないとすら思う。
私がかつて喫茶店で働いていた時、私以外の人はいつも返事をしないし、会話もしない。
従業員同士も、お客さんとも。
これでは変な印象を持たれてしまう、と思い返事をし、お客様とも会話するようにしてきた。
しかし他の従業員たちは、そんな私を陰で非難していたようであるが、私は取り合わなかった。
こんな悪い意味での保守的な人たちに陰口をたたかれていても別に構わないとしていたのだ。
増田氏
もこのような境遇になったら同じことをしただろうと思う。
しかし、
水面に波を立てるような人は、やはり古今東西変な目で見られるのだ。
その波がたったことで、どのような結果になったかを検証して、よかったらそれでいいではないか、と思われてならないのだ私は。
しかし他の従業員はそうは考えなかった…まあいいだろう。
「多くの場合、
その組織は時間の経過ともに疲弊し、変化する状況に対応できなくなり、やがては機能不全に陥り衰退と消滅に向かう。
伝統を継承するには、絶えず自己革新を行うシステムを持たねばならないのだ。
」
実に私のモラルと一致するのだ。
私は極真会館の支部長でも分支部長でもなかったから、
95年
の極真分裂の際に、どちらにつくかも判断のしようもなかったし、
松井氏
から離れていった支部長たちの事を批判も称賛もできなかった。
しかし、松井氏から離れていった
増田氏
もこのようなモラルであったからこそなのだろうと判断できる。
これ以上、
増田氏
のモラルの偉業について詳説していくと、ワードで20ページくらいになってしまうのでやめにするが(笑)、組織の栄枯盛衰の社会学的な本も当然何冊も読んできたし、それだけでなく実践を日々の生活上でしていくことの重要性を認識しているので称賛に値すると思う。
人のいうことを反対しないと気が済まない心の狭い人間でもないし、人を自分の意のままに操らないことには気が済まないサイコパスでもないのである
増田氏
は。
彼が素晴らしいのは
全日本大会
で上位に入賞のみならず
優勝
し、
世界大会
でも最高は
準優勝
であったのだ。
それのみか100人組手も完遂したのだ。
これだけでもすごいのに、
常に組織の良い意味での存続を考えて行動し、そのモラルを本にまで出して読んだ人を啓蒙することに務めている。
これは称賛に凄く値する事であろうと思う。
大して考えもせずに、日々単なる指導だけして、自分の沽券にかかわるからと、難しい言葉を並べて指導される人の側に立っていない人よりも全然、私は
増田氏
の立場を支持する。
しかし、
いくら考えに考えた結果といえども、かつて反旗を翻した組織とまた一緒になるというのはどういう心の内容かなと思われてならないのだ私は。
これでは、
96年
の大山派の
世界大会
に出場した時の選手たちや、支部長たちに対する裏切りとみられても致し方ない。
その人たちの意見をきいてみたいが、それはできた話ではない。
驚いたのは、
松井派
と合流したのみならず、今回の
世界大会
の日本人選手の合宿での指導員まで務めているではないか!
これまで
松井派
の日本人選手の監督は、
廣重毅師範、中村誠師範
が務めてきた。
しかし、松井氏の一存で
盧山初雄氏
が除名になり、それに
廣重毅師範
がついていったために、次の
中村誠師範
も
松井氏
の一存で除名になり、監督の席が空いてしまったのだ。
それのみか、
松井氏
の人間性に呆れをきたして、脱退してしまった
本部長
も大勢いるのだ。
その本部長には、
増田氏
がかつて所属していた
石川支部
の支部長であった
浜井識安氏
もいたのだ。
しかし
松井氏
の人間性に呆れをきたして脱退してしまったのだ。
その詳しい内容については、以下のページにいって読んでほしい。
↓
※
極真分裂20年を振り返る
http://blog.livedoor.jp/hammerdc/archives/9474604.html
そんな魅力のなくなった組織と合流するのはどうかと思われてならないのだ。
そんなことをすれば、
新極真会
はもちろん、
極真連合会
で一緒にしてきた人たちに対する裏切りと思われてもやむを得ないだろう。
それが熟考に熟考を重ねた結果の行動であるとはとても思えない。
確かに、
増田氏
の支部は、
松井派
に組み込まれているわけでは決してない。
単なる提携というような感じだろう。
しかし、このような行動が果たして、と思われてならないのである。
創造性のある人だけになおさらである。
しかし、
ここは、私は決然とした結論を出す段階ではないと思うので、この回では、
増田氏
の本の紹介をするだけに留めたい。
学ぶところは大いにあると思うので。
●この本は以下よりどうぞ!
↓
増田章吾、武人として生きる
posted with
ヨメレバ
増田章/フル・コム 東邦出版 2009年03月
楽天ブックスで購入
Amazonで購入
Kindleで購入
hontoで購入
紀伊國屋書店で購入
今回はこれにて終了します。
ありがとうございました。
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空手
- ジャンル:
スポーツ
[2020/05/29 21:45]
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