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空手における理想的な勝ちスタイルとは?

今回は、前年におこなわれた新極真会の世界大会について再び書こうと思います。

注目すべき日本人選手ですね。

それはやはり優勝した島本雄二選手ですね。

motosima.jpg
    島本雄二

●その準決勝について書きましょう。

相手は、リトアニアルーカスクビリウスです。

この人とは、この大会の2年前の『ワールドカップ』の重量級の準決勝で敗れているのですね。

その時は、ルーカスの胸元への突きを中心にしたパンチ連打になすすべもなく、島本選手は後退するしかありませんでした。

それで圧倒的な大差判定負け。

そしてルーカス選手は決勝で、あのヴァレリーディミトロフに敗れ、準優勝になりました。

valvs rucas
『ワールドカップ』決勝 ヴァレリー対ルーカス


それ以来の対戦、しかも同じ準決勝です。

しかし、この世界大会の4回戦で、ルーカス選手は、日本の山田一仁を上段蹴りと突きで、文字通りぶっ飛ばしてしまい、山田一仁は場外にすごい勢いで飛ばされていしまったので、大差の判定勝ち。

続く5回戦でも、125キロの巨漢の落合光星から胴回し回転蹴りで技ありをとって判定勝ちでした。

なんと、山田一仁落合光星ともに無差別級全日本大会優勝しているのです。

2人の全日本チャンピオンを倒しての準決勝進出。

落合光星に勝った時、「準決勝で島本と当たるけど大丈夫か?」とものすごい危機感を持ったものです。

かなりルーカス選手は鍛錬をこなしてきたんだな、ということがうかがわれました。

「新極真会はこれまで全部世界大会を日本人が制してきたけど、今度こそ無理じゃ…」

なんて思ったのですね、私は。

しかし、鍛錬を妥協なくこなしてきたのはルーカスだけでなく、島本選手も同じだったようですね。

前回ルーカス選手と対戦して敗れてしまったのは、突きでの威力不足と実感して、それを強化してきたのでしょう。

前半からエンジン全開で、ルーカス選手の胸元に突きを連打して、自分の組み手をさせません。

自分の前に勝ったセオリーを繰り返そうと、渾身の突きを返しますが、島本選手は引きません。

打たれ強さの強化もしてきたのでしょう。

突きの威力で相手が引いたところで、渾身の蹴りを放つと、ものすごい威力であることがわかりました。

体力的にも限界が近づいている準決勝でこんな威力のある技が出るとは…と驚愕の思いにならざるを得ないですね!

突きの威力では島本選手のほうが分があるようになってしまったので、ルーカス選手は効いてしまい、つかみの反則を2回してしまうのです。

これで減点1

これで島本選手の勝ちが決まりました。

減点1で技ありを取られたに等しいことになるルールです。

日本人選手が対外国人の対戦になって、外国人に減点1が告げられると、海外の応援席からブーイングがすさまじく起こりがちの今大会でしたが、この時はそういうことはなかったです。

やはりルーカスが効いていることが応援席からも分かったのでしょう。

身長で11センチ、体重で16キロまさる相手に堂々の判定勝ち。

これはもう瞠目せざるを得ないですね。

こういう相手なら、誰もがフットワークを使って、相手の技を躱して自分の技を入れる、ということをしがちですが、自分に相手が効く技、相手が警戒する上段がなくてはフットワークなどなんの意味もなさないのです。

irikitaismamoto.jpg

しかし、そういうことをせずに真っ向から打ち合い判定勝ち。

こういうことが理想ですね。

前にも書きましたが、やはりこの島本選手のように突きの技が強くないと、自分の間合いを保って自分の組み手をすることができないのですね。

空足ならぬ「空手」という所以ですね。

どうか、この商材を参考に、今一度基本や軸を立て直すことが大事と思いますね。

●興味ある人はどうぞ!

http://karate-rush.info/index.html


今回はこれにて失礼いたします。

ここまで読んでいただきありがとうございました。

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