【フランシスコフィリョに学ぶ武道家精神!】


みなさん、こんばんは。

●さて、今回は、前々回の続きとしまして、98年の7月18日におこなわれました

『K-1 DREAM 98 KARATE VS KICK』

の大将戦について書いていこうと思います。

その大将戦まで、次鋒戦において、正道会館のジャヴィットバイラビが5ラウンドにまでもつれこむ接戦を繰り広げ、最終的には判定で引き分けた以外、空手選手はすべてKO負けを喫してしまいました。

それだけに、この大将戦のフランシスコフィリョ選手に期待がかかりました。

ブラジル 
フランシスコフィリョ

相手は、それまでにK-1グランプリ2回優勝経験があるピーターアーツでした。

●ゴングが鳴るや、もう緊張の嵐、といった感じで、これまでフィリョ選手は、空手の試合においては、顔を手で殴られる心配がないために、いつもはガードを顎あたりに下げているのを、このキックの試合では、耳のあたりまで上げていました。

フィリョの左下段に対し、アーツは左フックを顔面に放つも、フィリョは躱します。

フィリョの左前蹴りから左フックにつなげるコンビネーションから接近戦にもつれこむもヒットは無し。

フィリョの右下段に対し、アーツがワンツーをフィリョに放つも不発に終わります。

そして、間合いをおいて、フィリョの左中段回し蹴りや左下段が単発で決まるも、反撃無し。

強い攻撃が、アーツに間合いに入らせていないのがわかります。

●見合う場面から、アーツが入ってくるのをみはからって、フィリョが右下段をはなつと、アーツの上体が倒れます。

ちょっと効いたのがわかります。

そしてフィリョが、左下段をはなつと、アーツはわざともらい、すかさず右フックをフィリョの顔面にはなつも、フィリョはがっちりガードして受けます。

そして、フィリョが右下段を出すと、クリーンヒット!

アーツの足が勢いよく流れるのがわかりました。

場内もどよめきます!

反撃しようとアーツが間合いを詰めたところで、フィリョが左前蹴りをはなち、そこにアーツが左ジャブを打つも不発。

そして、また間合いを詰める時に、フィリョが左フックを顔面にはなつも、アーツは上手く躱します。

その威力のほどは観ていてわかります。

●この試合を観ていてわかるのが、自分が下段の蹴りをはなった時に、上段の技が飛んでくるという場面は、K-1ならではの場面であるということです。

例えば、空手で自分が右の下段蹴りをはなった直後に、相手の左上段蹴りが飛んでくるか、というとそういった場面というのは絶対にあり得ないです。

しかし、手による顔面攻撃が認められたK-1ルールでは、あり得るということです。

その空手ルールにはないルールを利用してピーターアーツは自分に有利に運ぼうと、相手が蹴ったところを狙って上段のパンチを多数はなつも、フィリョはきちんとガードを固めてクリーンヒットはさせませんでした。

こういったところが、フランシスコフィリョは真の格闘家だなと感じざるをえませんでした。

しかし、このルールでは、手による顔面攻撃が認められているため、空手ルールでは、フィリョの上段蹴りで相手を威嚇してから、一気に間合いを詰めてラッシュを仕掛ける、ということができずにいました。

この試合で、フィリョが大きく上段蹴りを出してから、間合いを詰めようとするも、すぐさまアーツの上段へのジャブが来て、ラッシュがストップ、という場面が何回かありました。

空手とK-1では明らかに間合いが違う…

そういった間合いのせいで、フィリョが警戒しながら、下がりながらの攻防…そして、アーツが左フックから右上段蹴りへのコンビネーション、それをフィリョはガード。

そしてすぐさま、大振りの右ストレートをはなつと、フィリョはそれを流す、と思ったらすぐさま左ストレートがきて、フィリョの顎にヒット。

フィリョは倒れます!

ちょっと押す気味のパンチだったので、それほどの大きな衝撃ではありませんでした。

そのダウンのカウント中に、試合終了のゴングが鳴りました。

空手チームの絶体絶命!

と思いきや、アーツのサイドがざわついていました。

pi-ta-a-tu.jpg 
ピーターアーツ

アーツの右スネから血が出ているのがわかりました。

これは、ゴング開始とともに放ったアーツのローキックをフィリョが脛受けしたときに、肉が割れ、骨まで露出してしまったのです。

しかし、これを診てドクターがストップを宣告し、フィリョのTKO勝ちが告げられました。

これにより、空手チームに貴重な1勝がもたらされました。

●ここでわかるのは、フィリョの武道精神です。

武道とは何かと、問われれば、人によっていろいろ定義はあると思いますが、私は、

「どんな場面でも、必ず相手を倒し、そして自分は倒されない」

というように定義しています。

空手とK-1、ルールが違いますが、ひとたびK-1のルールで試合場にあがれば、ルールが違っても相手に勝たなくてはいけない、と私は思います。

そして倒されない、ということですね。

それが真の武道家だと思います。

先の例で言いますと、自分が右下段をはなった時に空手のルールの時のように右手を下げて放っては相手のパンチが飛んできます。

先鋒戦の二コラスペタスは、そこをまさに狙われてダウンを奪われました。

しかし、フランシスコフィリョは、その試合をみて用心したのか、はては、闘争本能がすぐさまガードさせたのかはわかりかねますが、蹴りをはなった時にもきっちりとガードをしてアーツに有効打を打たせませんでした。

そういう場面がこの試合ではいくつもありました。

それまで、K-1グランプリを2回制覇したピーターアーツにすら有効打を打たせなかったフィリョはさすがと思わざるをえませんでした。

そのアーツにさえもラッシュを仕掛けさせなかったところも同様です。

ニコラスグラウベは、相手にパンチのラッシュを仕掛けられてKO負けを喫してしまいましたが、フィリョはそうさせなかったです。

先にも書いたように、フィリョの下段とフックが強烈だったためです。

相手の技が強烈で、これから先に入ったらヤバイ、というのは、10秒くらいの攻防を繰り返していると自然とわかるものです。

フィリョ97年K-1のデビュー戦や次の試合でも、連続してフックでKO勝ちしていましたから、その威力のほどは半端ではなかったのです。

それに空手のルールに縛られずに、空手ではありえない場面でもきちんとディフェンスも万端にしていた。

ですからK-1を2度制したピーターアーツでさえも、フィリョにラッシュ出来なかったのです。

先の武道精神の定義で言いますと、どんな場面やルールであれ、相手を倒し、自分は倒されない…こういった格闘家こそが、真の武道家であると思います。

この試合では、終了間際にダウンを奪われましたが、このK-1 DREAMに参戦した空手家のなかでは限りなく真の武道家であると感嘆しました。

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ここまで読んでいただき誠にありがとうございました。

今回はこれにて失礼いたします。

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